トラック適正化二法【適正原価とは?】

この「適正原価」を下回る運賃・料金の制限を含む改正法は、
令和7年6月4日に国会で成立し、6月11日に公布されました。

今回の改正では、
運賃や料金を、事業を続けるために必要な費用を下回る金額で、継続して設定してはいけない
という新しいルールが定められています。

ここでいう「適正原価」とは、
会社が安全に、無理なく事業を続けるために必要な費用のことです。

たとえば、

  • 燃料代
  • ドライバーの給料などの人件費
  • トラックの購入費や修理費
  • 安全確保のための設備や教育の費用
  • 税金や社会保険料

こうした日々必ずかかる費用を積み上げて、
「これ以下では事業が成り立たない」という基準を、
国が示す仕組みになります。

これにともない、これまで目安として使われてきた
「標準的運賃」は廃止されます。
今後は、実際のコストをもとにした考え方が重視されます。

なお、適正原価は、専門家による話し合いを経て決められるため、
一方的に決まるものではありません。

この制度は、
「安さだけを求める取引」から、
安全と働きやすさを大切にする取引へと変えていくための仕組みです。

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